GEという会社を考える
GEは世界的にリーダーシップが優れている会社として認知されています。直近では、HayGroupというマネジメント・コンサルティング会社が発表した、世界でリーダーシップが最も優れている企業トップ20の第1位に、GEが選ばれました。その他には、P&G、インテル、コカコーラ等世界で名立たる企業が挙がっています。GEでは、個々人がよりよいリーダーとなるべく、リーダーシッププログラムをはじめとして様々な施策が実施されていると同時に、組織として社会でどのようにリーダーシップを発揮すべきか、ということも真剣に考えている会社です。 トーマス・エジソンが「世界がいま本当に必要としているものを創るのだ」という言葉を残している通り、GEは企業ミッションとして、世界が直面する困難な問題の解決への取り組みを挙げています。その一環として、環境・経済を両立させる「エコマジネーション(ecomagination)」と、医療・ヘルスケアを対象とした「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」の2つのイニシアティブを立ち上げ、イノベーションを推進しています。エコというと、エネルギー部門、ヘルシーというとヘルスケア部門と限定しがちですが、GEでは、すべての分野のプロフェッショナルが本業の仕事とは別に、頭脳を持ち寄り、会社としてよりよい社会を実現するビジネスチャンスを考えていることは、私にとって新しい発見でした。 ヘルシーマジネーション、つまり、よりよい医療の提供・健康維持のためにGEとして何が出来るか、ということを考える上で、日本が直面している高齢化社会を無視することは出来ません。日本は長いこと、長寿大国として世界にその名をはせて来ました。現在の日本女性の平均寿命は世界第1位、男性も第4位に入っています。今後更に長生きになると予想されています。同時に、日本の出生率は2007年時点で1.34%、今後大きく回復する見込みは立っていません。少子高齢化は早いスピードで進行し、現在の65歳以上の高齢者人口は人口全体に対して22.1%(高齢化率)、2035年には33.7%、2055年には40.5%へ上昇すると推定されています[1]。社会構造は瞬く間に変わっていきます。 日本の少子高齢化については、年金や医療への財源をはじめ、労働力、生産性の観点からも社会問題であるという認識はあったものの、日々の生活の中で強く問題意識を持ち、解決するために何が出来るかということを考えたことは正直なかったというのが本音です。このブログを読まれている方々も、もしかしたら似たような状況かもしれません。GEに入って大きく変わったのが、この高齢化社会がもたらす問題に対して、企業としてどういう取り組みが出来るか、日本の高齢化社会を高活力社会へと導くための事業戦略を立て、日本のみならず世界の高齢化社会対策へのリーダーシップをどのように発揮できるかについて、考えるようになったことです。 キャリアにおいて、1つの専門分野を掘り下げることは非常に重要だと思います。私は社会に出てからずっと金融業界に身をおいてきました。金融のプロフェッショナルとして、金融分野での専門性を深めるのはもちろん大切ですが、きっとそれはどこの金融機関でも実現できることです。専門性を深めつつ、その知識をどう応用することが出来るか、つまりGEが展開する様々なビジネスとの関わりを最大限生かし、社会問題へGEだからこそどう取り組むことができるか、というまた違った頭の使い方が出来るのは、GEならではのキャリアかもしれません。まさに、GE imagination at work。 (Risako S. – ECLP) [1] エコノミスト・インテリジェンス・ユニット報告書「シルバーからゴールドへ:日本における高齢化社会の可能性」参照、国立社会保障・人口問題研究所推定


Mayuko M.
Naotaka H.
Toshihiko M.
Kengo T.
Eri Y.
Asuka T.
Takeshi F.
Mayoran R.